コーヒーはお通じに効くのか問題
食事中の方は内容にご注意ください。
出勤途中にコーヒーをコンビニでやスタバで購入して出社する人も多いだろう。もっとこだわりがある人はオフィスに着いてから、好きな豆をつかって作る人がいるかもしれない。
コーヒーの味や香りを楽しみながらメールの確認から始まる1日というのは字面にしても良いものだ。カフェインの覚醒効果というのは疑う余地も無いだろう。朝の時間にコーヒーによって頭をブーストさせるのも非常に効果的である。
コーヒーの健康面に対する有用性も語るまでもないだろう.
最近では心疾患や糖尿病の予防にも効果があるとの報告もあるようだ.
一方でコーヒーのお通じに対する効果というのは比較的語られない気がする。
私も朝優雅にコーヒーを飲むことが習慣になっておりオフィスでドヤ顔で啜っているのだが,本心ではお腹の調子を整えるという効果を重視している.
定期的に排便をするというのは健康にとって非常に大事である。
便秘をしている人は精神的にも肉体的にも,そうで無い人と比べて健康的な生活が送れていないことも研究で報告されている。
腸が健康な人は定期的に排泄がされると思うが、食生活が荒れている人や体質でお通じが良くない人も中にはいるはずだ。
そういう人にはコーヒーの効果を利用することをお勧めする。
大規模で調べられた研究はいまだ無いみたいだが、消化管の動きを刺激するということはわかってきているようだ。
牛乳も人によってはお腹を刺激することはご存知の通りで、例えばカフェラテなど飲めば、ダブルでその効果を得られることになるかもしれない。
だが、カフェラテを摂取する人の多くは味を楽しむことが好きな人だろう。
カフェラテを飲んでいる同僚に「わかります~お通じ大変ですよね~」と同意を求め、笑顔でコーヒー片手に近づいても、9割方怪訝な顔をされるのでご注意いただきたい。
余談だが、ミルクなどの乳製品で排便が促される、お腹の調子が悪くなる人は多く、広義で乳糖不耐症ということである。
ヒトを含むほ哺乳類は乳製品に含まれるラクトースが分解できず、これが消化管に刺激をもたらすらしい。
ビッグバンセオリーというUSのコメディドラマに出てくる登場人物もこれを患っておりしばしばネタにされている。
私もこの症状を自覚していることもあり、彼がそのことでいじられるシーンを見かけるたびに、思わず彼を応援したくなるのである。
車通勤と電車通勤 ー 仕事する前に疲れてたりしませんか?
以前記事にしたように、最近ではITの発展と働き方の変化により、会社員でも自宅にいながらリモートワークで業務をこなせるようなった。
そうは言っても未だに通勤時間の電車は満員である。すなわち多くの人は出社という行為を行っているのだと思う。
大都市圏では電車通勤が主体であろう。一方で地方では電車の公共機関のみでは通勤が難しいこともあるので、車通勤が許されているところもある。
さて、私自身、現在は満員電車に揺られながら通勤しているが、以前は車通勤であった。
それぞれメリットデメリットあるが、個人的には車通勤の圧勝である。
まず車通勤
メリット
- 自分のペースで運転できる
- 車内はプライベート空間なので気軽である(空調,音楽,背もたれなど)
- 荷物が多くてもよい
- 予定外の行動がしやすい(買い物にいったり)
- 悪天候につよい
- オフにも有効に使える(旅行など)
通勤という事に限定して,個人的に最大のメリットは①と②である.
何と言っても,職場を出た瞬間にオフにたどり着いた気がするのだ.仕事から離れ,完全に1人になれる瞬間である.意外と車の中がリラックスできる人は多いのではないだろうか.家に帰れば家族と過ごす時間である.車の運転中は他の事が出来ないので,一人で考え事をするのに悪くない空間なのだ.
デメリット
- 交通事故のリスクがある.
- 道路の混雑の影響を受ける
- 維持コストがかかる
- 駐車場が無いところには行けない
- 人によっては運転が苦痛
- 運転中は他の事ができない
- 同僚に交通手段として認識される
車通勤を確実に実施する,という意味でのデメリットは②が影響が大きいのだが,現実問題だと都会においては③と④で実施不可能というところではないだろうか.
地方に行けば会社に駐車場もあるところも多い(車通勤前提の立地など)のだが,東京はスペースの問題で駐車場が設けられていないオフィスがほとんどだと思う.
続いて電車通勤
メリット
- 時間が読める
以上である.
あえて一つ追加するなら,座ることが出来れば本やスマホなどで時間を有効に使える点であろうか.座れるといってもスペースは限られているし,空気もよどんだ空間でどれだけ効果的な時間をとれるかは疑問ではある.
デメリット
- 通勤時は座れないことが多い.
- 荷物が多いと移動に支障がでる.
- 人によっては車酔いしやすい
- 他人の行動が気になる,もしくはこちらも気を使う必要がある.
- 乗り換えが面倒
- 歩く経路があると天気に左右される
- 犯罪に巻き込まれる可能性がある
最大のデメリットは①である.最悪吊革につかまってパーソナルスペースを確保できていればまだマシだが,通勤時間帯は命をかけたおしくらまんじゅうに強制参加である.
30分でも電車に乗れば会社につく頃にはクタクタである.業務と電車通勤で奪われる体力は1:1といっても差し支えない気がする.
とはいっても,都会で仕事をする以上,前回記事にしたように在宅勤務をする以外はオフィスに行かなければならない.通勤時間をずらす,始発駅付近に引っ越すなどしてできるだけ体力温存に努めたい.
第三の選択肢として,自転車通勤という方法もある.勤務先に制度として無い場合は完全に自己責任だが,実施している人に聞いてみると気持ちの面でもリフレッシュできて良いみたいである.健康に気を使っている方には悪くない選択肢かもしれない.
コミュ力は大人になって向上するのかという話
私自身の経験から述べると,コミュ力は経験と場数でコミュニケーションスキルとしては向上するが,苦手なシチュエーションを完全に克服することは難しいんじゃないかぁと思う.
最近ではITの発展により,独自の才能や技術,経験を活かし,コミュニケーションを最小限に抑えてフリーランスなどで仕事をこなすこともできるようになった.
一方で,普通の組織に属して社員として給料をもらっている人の多くはコミュニケーションの重要性を否定する方はそんなに多くないだろう.
では,そもそもコミュ力とは何なのかという話である.私は主に二つに大別できるのではないかと思う.
目的をともなったコミュニケーション能力
ビジネスの場で重要なのは間違いなくこのスキルである.
ビジネスの場では,各関係者(部署)と取引先など外部の人間と連携しながら業務に取り組まなければならない.
業務で必要なコミュニケーションをとる際には必ず目的が伴っているはずなのである.例えば上司への報連相,開発プロジェクトの進捗状況の確認,突然のトラブル対応などである.
上記で挙げた例は何れにおいても目的が伴うものであり,目的が明白であるなら,取るべき手段は自ずと絞られてくる.コミュニケーションでやり取りすべき情報の種類も見えてくるのだ.
つまり,コミュニケーションが苦手..という方でも,経験とスキルの習得で十分質の高いコミュ二ケーション力が身に着けられる.
仕事以外では全然しゃべんないよねあの人..とは思われるかもしれないが,少なくとも業務に支障が出来るような事態は避けられるはずだ.
コミュニケーションを目的としたコミュニケーション
所謂自分コミュ障なんで..というタイプの方で苦労するのはこういったコミュニケーションではないだろうか.
初対面の人と仲良くならなければならない,同窓会や社内の飲み会などで不特定多数の人間と接する必要がある,誘われたので本当は行きたくないがしゃーなしに出席する街コン..などである(最後の例は表面上の態度であることもある).
特定の人と打ち解ける..という事が必要なコミュニケーションであるが,これは中々にストレスがたまる.というのも,余りにも正解がないのだ.
会話の始まりで,この人とはこういう話題で盛り上がればOKといった攻略法を見出すことは難しく,ある程度探りをいれるために会話を続けなければならない.全く情報が無い中で初対面で話す必要があることもあるだろう.
「お疲れ様です.今日は寒いですね」
「ほんとですね.なんか東北では雪みたいですよ」
「お~そうなんですね.どうりで寒いわけだ(次,次,何,何聞けばいいのこれ)」
内向的な人は自分をさらけ出すのが苦手なので,相手に質問することからコミュニケーションを始めるのが良い.だが,それをするにしても相手のリアクションに応じて会話をコントロールしなければならない.
ひとによっては(私にとっても)本当にこれが難しい.会話が途切れると気まずくなり,緊張が進む.緊張すると頭の回転は悪くなり会話の質はどんどん低下する.負のスパイラルが高速で進み,そしていつしか二人の間で時が止まり永遠を感じるようになるだろう.
もちろん最近では雑談に対するノウハウ本など多数出ているし,参考にはなるのだが,如何せん雑談はその名の通り,正解やゴールは無いので,かなり臨機応変に対応しなければなない.
コミュニケーションを目的としたコミュニケーションに関しては本人の資質による部分も大きく,このシチュエーションを乗り切るスキルは向上しても,得意になったり好きになるにはよっぽどの訓練や意識改革が必要だと思う.
「そんなん考え過ぎだよ~もっと会話を楽しめばいいじゃん」という方には内向的な人間の苦しみは中々伝わるまい.酒で頭の回転を鈍くして臨めば,その場は切り抜けられるかもしれないが,翌日正気に戻った時の恥ずかしさや自身の発言の後悔によりベッドで足をバタバタすることになる.
内向的な人は深く,長期的に考える(時には悲観的に)ことが得意だが,外交的な人は瞬間的に情報を結びつけることが得意である.どちらも需要のある能力だが,コミュニケーションに関しては,後者の能力が生きることが多い.
では内向的な,人とのコミュニケーションが苦手な人は社会生活に向いていないのかというとそんなことは無い.先に述べたようにビジネスの場では利害が相手と自分の間で発生することが多いので,目的が存在する.
すなわちスキルを向上させることで最低限のビジネス上で必要なコミュ力を身に着けることは誰にだって可能なのだ.
むしろ,学生時代までのコミュニケーションにおいては,相手と楽しむことを目的としたコミュニケーションがメインであり,手段や目的の設定が曖昧なので,より高度なものだ..スキルの習得次第で生きるのが楽になることも想定できる.
私自身非常に内向的で,今でも人と長時間コミュニケーションをとると,頭痛や腹痛に悩まされることもある.だが,コミュニケーションの目的と手段を準備することで,必要以上なコミュニケーションや摩擦をさけることで随分楽になった.
最近では社内の懇親会などを欠席するのを容認される会社も増えてきたらしい.コミュニケーションはあくまでビジネスツールと割り切り,きちんと仕事をこなしアフターファイブで孤独の世界で好きなように過ごせばいいのではないだろうか.
ゆるく体を動かすススメ ー 「自分に甘えない」筋トレを一人で一生続けられますか?
昨今の筋トレブームの盛り上がりは、衰えるどころか益々加熱している。日本におけるジム数は増加し続けているようだ.
NHKの某5分間番組も、出演者や内容の面白さはもちろん人気の要因ではあるだろうが、10年前ならこれほどの話題にはならなかっただろう。
筋トレは,元々ゴリゴリなマッチョを目指すための手段という男くさいイメージだったが、女性タレントでもプロポーション維持に筋トレを取り入れていることを公表するなど,最近では男女分け隔てなく流行っているようだ。
筋トレを始めるきっかけは人それぞれである。
健康のために取り入れたい。
筋肉で自信をつけたい。
夏に水着で映える体をつくりたい。
ムカつくあの野郎を力でねじ伏せたい。
もはやパパの居場所はジムにしかない。
筋トレを始めてみると,なるほど筋肉を動かすことは楽しく,終了後に一時的にパンプアップした筋肉を見ると「おお,俺結構筋肉あるじゃん.」とうれしくなる.
翌日以降の筋肉痛はつらいが,努力した実感と達成感を味合わせてくれるので,モチベーションは上がるのだ.
...にも関わらず,きっと多くの人は3か月持たず,筋肉を肥大,または引き締める事を諦めているだろう.
人は簡単には「モチベーションを維持できない」のである.某タレントの「自分に甘えない」という言葉は確かにキャッチ―であった.しかし,裏を返せば,自分に甘えることなくストイックにならなければ,筋トレは一日5分だろうと続かないのである.
考えてみてほしい.筋トレは効果が出るまでそれなりに期間が必要であり,その効果は定期的に続けなければ維持できない.終わりが無いのである.
もちろんマッスルメモリーなる一度筋肉を肥大しておけば,後にそのレベルまで回復するための労力は少なくて良いという説もあるが,マッスルがメモリーしてくれるそのレベルに至るまで筋肉を鍛えられる人はどれだけいるだろうか?
筋トレじゃなくても良い.毎日(あるいは週に数回)何かを長期にわたって続けるというのは,自分だけの力で達成することはとても難しいのである.
では,筋トレは,類まれな強い意思を持つ,限られた努力エリートしかできないのであろうか?
先述した通り,何かを続けるための最大の敵はモチベーションの維持である.これをどのようにクリアするかをちょっと提案してみるのでお読みいただきたい.
筋トレの目標を下げる
そもそも,我々は筋トレを始める際,自身の意志力を把握できず掲げる目標が高すぎるのかもしれない.
これだけ筋トレがブームになっているのはメディアの影響もある.女性では藤田さん,男性では松本さんがインスタグラムやtwitterなどで鍛え上げられたぼでぃをupされており,「筋トレってすげぇ」となり,自分もこんな風になるんだ!と意気込んで閲覧者が始めて見たりする.
確かに彼らと同じメニューで筋トレをすれば同じように憧れのシックスパックや引き締まったヒップを得られるのかもしれない.
だが考えほしい.彼らはおそらく専属のトレーナーやパートナーがきっちり指導しているし,マネージャーがスケジュールをうまく回しているのである.
彼ら自身の意思の強さもあるだろうが,ある程度アウトソースすることにより自身の負担は相当軽減されているはずだ.
大学入学などで親の管理を離れ一人暮らしをしたことがある方は,その時を思い出せばいい.夜遅くまで遊び,朝寝坊し,食事は適当,家の中はお世辞にも整理整頓とは程遠い..自分の意志で規則正しく何かをするという事がどれだけ難しいことだろう.
それでも,何とか初期のモチベーションで1か月は定期的に続いたとしても,突然体調を崩したり,旅行などに行って数日空けてしまうと,なまじ今まで頑張っていた分,ぷっつりやる気が途切れてしまい,「やっぱりNetflix見てる方がおもしれーや」となって終了してしまう.
自分はそんなに強くはないことを認めてしまおう.筋トレを始めようとすることは良いことだ.だが,あまり自分に期待しないのもありだ.とりあえず週一回スケジュールに入れてリマインダーをセットして,滅茶苦茶ゆるいトレーニングをしばらく続けて体を慣らしてみてはいかがだろうか.効果は何も期待しない.筋肉痛も残さない程度でやろう.そうすると,自分だけの力でも,習慣化することは難しくない.歯磨きをしないと気持ち悪い,,くらい当たり前になってから,本格的に初めて行けばいいだろう.
そもそも筋トレが目標を達成するのに最適か考え直してみたら?
筋トレは始めるのにハードルが引くいが,一方で辞めやすいのも,全ては1人でできちゃうことにある.1人でやることは,その人の意志の強さに依存してしまうので,持続するのがとても大変である.
メニューは豊富にあるのかもしれないが,同じ動作をひたすら繰り返しているだけであり,マンネリするのは避けられないのである.
そもそも,筋トレを始める目標は何なのかよく考えてみてほしい.
男性でも女性でも,細マッチョや引き締まった体を目指しているのなら,筋トレじゃなくて他のスポーツをやるだけでも達成可能ではないだろうか.中高生の部活は筋トレを重視している強豪校は除いても,その競技の練習をしっかりやっていればそれなりの肉体が付いてきているはずだ.
ジムで筋トレをずっと続けるより,同じ料金払って何かしらのスクールに通えば,そのスポーツの技術も身につくし,体もできてくる.社会人になると難しいゲーム形式の練習は,負けたら「もっと練習しなくちゃ」と感じるし,勝てば「もっと上手くなって俺より強いやつに会いに行く」など自動的にモチベーションが上がってくる.
そうはいっても「当方人見知りで他人と何かするのはなぁ..」というのであれば最近はボルタリングや登山,ヨガなど,おひとり様でも実施可能なスポーツはいくらでもある.
マンネリというのは脅威である.体を鍛えることが目的で筋トレを始めるなら,手段は筋トレだけでは無いという事を念頭においてほしい.刺激を求めて,手を変え品を変え,絶えず動いていれば,気づけばメタボのおっさん,という事は避けられるはずだ.
つーか,日々の生活をするだけでも週に40時間以上せっせと働いているのに,これ以上自分に甘えないなんて無理ゲーである.ゆるく,自分にも甘く,楽しく体を鍛えていきましょう.
結婚式の二次会を運営するってこんな感じでしたというお話ー当日編
突然だが,メロスって本当に凄いと思う.その辺にいるおじいちゃんの「この国マジヤベェ,全部国王のせい」という何の確証もない情報を頼りに,単身で国王征伐に乗り出し,案の定呆気なく捕縛される.
しかし,そのまま国のTOPである王との面会に成功し,「会場までの往復を含めても,妹の結婚式の設営から運営まで三日あれば十分」と堂々としたプレゼンによってタフなネゴシエーションを切り抜ける.
ロジ周りを含めた結婚式運営を見事にこなし,あまつさえ途中で昼寝の時間さえ設けたうえで期限内にクライアント(王)の元へ戻り,セリヌンティウスとの寸劇を取り入れたエモーショナルな成果報告により一身に賞賛を浴びる.彼こそ,真のビジネスマンである.
さて,そんなメロスと私の共通点は結婚式の運営を手掛けた,という点だ.
所詮私(達)が担当したのは二次会であり,メロスさんとは比肩するに値しないかもしれないが,顧客志向で妥協を許さず仕事に励んだという点においては我々にも一日の長があるだろう. 途中でお昼寝をかましたメロスと違い我々は夜すら寝ていない.
前記事では二次会事前準備について述べた.今回は当日の話について語りたいと思う.
結婚式→披露宴終了までのソワソワ感が半端ない
二次会に必要な物品の搬入,会場のレイアウトを含めたスタッフとの打ち合わせを結婚式開始ギリギリで完了した我々は多少の安堵を感じながら式場に向かった.
先に述べたが前日の準備により睡眠を殆ど取っていない.つまりサラリーマン業務を前日に終えてから体を休めていないことになる.結婚式の幸せな空気を壊してはならないと,新郎新婦の笑顔でドーピングすることにより心から祝福することが出来た.
披露宴中の豪華な食事も,高まる緊張感に味がよくわからない.ただただ酒をあおり精神を落ち着けようとするばかりである.3時間程度の式もエンディングムービーを迎え,我々は先に退場して二次会会場に向かうのであった.
パーティーっていうのは生き物
二次会会場に到着し,それぞれの役割を確認し始める.主に裏方,受付,司会などである.準備を開始して間もなく二次会出席者が到着し始めた.「ばかな,早すぎる」など焦りながら受付係は名簿をみながら参加費を徴取し,席へ促す.
当日になって見えてくることもある.実際に席を並べてみると,新郎新婦間でバランスが悪かったりするのでその調整,足回りがあまりよくないのでどうやってビンゴで景品を渡すかなどである.
経験が浅いうえに寝不足による思考力の低下で想定外のことが起きると割と焦る.次第に運営に関わる友人たちの口調も荒々しくなりさながらパワハラが横行するブラック企業のようだった.
それでも何とか定刻までに出席者に席に座っていただき,新郎新婦の入場,乾杯により二次会を開始させた.フリートークの時間は気楽なものだが,ゲームも幾つか放り込んであるので,緊張は解けない.いざゲームが始まるとこれも生き物のように想定外の奉公にすすむものだ.
新郎新婦に対決させるショー形式のゲーム,これは勝たせたい側が演出的に決まっていたので,絶対的にどちらかが不利な条件,もしくは空気を読まなければならない雰囲気を作っていた.にもかかわらず,先ほど永遠の愛を誓った二人とは思えないくらくいゲームに本気で臨み,互いに打ち負かさんとする.やや想定外だが,酔いに任せた司会の機転によりその場を潜り抜ける(司会はメンバーの中でも慎重に選んだ方がいい..).
そしてビンゴである.当選者があまりにも出ない.閉会の時間は刻々と過ぎていく.冷や汗をかきながらガラガラと球を排出させ数字を発表していくと,休止状態の火山が突然噴火するように突然のビンゴの大合唱である.これはこれで景品をさばくのに大変であった.
なんとかイベントをこなし,新郎新婦の閉会の言葉で幕を引いた時,我々はようやく安堵したのだった.会場の片づけの際に新郎新婦から労いの言葉をもらった時,「ああ,これは仕事じゃなくて祝い事だった」,と気づいた.最後に新郎新婦とともに取った記念写真が一生の思い出になりましたとさ.
製薬企業への就職を考えている方へ-現実を語ってみますね.
私は新卒で研究職として入社し,その後転職して主に上市後の製品に携わるような部署で勤務している.製品開発の上流から下流,そして市販後の営業活動まで業務を通じて非常に多くの部署と関わることが出来たので,概ね製薬企業で働くとはどういうことかを理解できたように感じる.
外からみた製薬企業というものは,人々の健康に貢献している,医師との癒着や賄賂が横行していそう,比較的高給取り,研究者ってかっこいい,などのイメージではないだろうか.私自身学生時代はそんなざっくりとしたイメージを持っており,製薬企業の研究者になることに憧れを抱いて就活に臨んでいた.
もちろんこれから新卒で製薬企業入社を目指して就活する,また,異業種からの転職を目指すなど状況は様々だと思う.
以下,記載することは私見であるので,参考程度にご拝読いただけると幸いである.
製薬企業の年収は高いのか.働く環境はどうか.
一般的に高給取りであるというイメージは実際に間違っていないと思う.銀行や商社,放送関係の企業は今でも年収は高いが,製薬企業の社員もメーカーの中では受け取る報酬としては高額の方になると思う.
これらのランキングはもちろん職種の違いや役職をどの程度考慮して掲載されているかは注意して見る必要があるが,非管理職で言うと営業手当が存在するMRの方が年収を引き上げている印象であるので,研究開発や本社勤務のような職種は同じ社歴でもより低い印象を受ける.
また,働く環境としてはメーカーの中ではかなり良い方ではないかと思う.
国内でTop10のメーカーであれば,家賃補助などの福利厚生も良く有休も取得しやすい.残業も規制がすすんでおり,ライフワークバランスは個人が意識すれば問題なく調整ができると思う.外資系ではパワハラやセクハラはかなり厳しく取り締まりがされている印象があり,そのようなことをしている人間は生き残れないようなってきている.
研究職の方は元々研究が好きな人が多いので仕事自体に熱意がある人が多い.一方で大学研究者と違い,新規性だけでなく製品開発につながること強く求められるのでただ研究が好きな人はギャップを感じることもある.
開発関連の部署は非常にやることが多いので部門間の連携は不可欠だが,上市というゴールを目指す点では一緒であり,大変だがやりがいを感じることはできると思う.
マーケティング,セールスの部署は如何に売り上げを伸ばすかに燃えており,アグレッシブな人が多い.彼らの仕事がそのまま企業の売り上げに直結するので,前のめりであることは大事だろう.
製薬企業で働くことは安泰なのか?
この業界を目指している方であればご存じだろうが,医薬品の研究開発の成功確率は非常に低く,また原薬の選定から製品の販売承認まで長いと15年程度かかることもあり恐ろしく効率が悪い.しかも開発コストも莫大であり,一つの製品が世に出るまでに1,000億円以上かかると言われる.それでも製薬企業が成り立っているのは,医薬品が人々の健康に必要不可欠なものであるというのが大きな理由となる.景気が悪くなれば,人々は出費を抑え,企業の収益は下落する.一方で医薬品においては基本的に必要な人にしか処方されないので,景気で売り上げが左右されることは少ない.そういうこともあり,製品開発が成功した時の一発が大きいため,ハイリスクハリターンでも成り立っていた.成り立っていた,,というのは製薬企業も様々な要因で売り上げを維持するのが非常に厳しくなってきている.
大きな要因としては下記の2点だろう.
①新薬の開発が年々難しくなっている
②国が医療費削減に際して医薬品にかかるコストの大胆な見直しに着手し始めた
企業も生き残りに必死である.できるだけ効率的に製品開発や販売をするために,組織改革が各社進んでおり,大胆にリストラが進んでいる.営業部門に関して言うと,年々プロモーションコードが厳しくなり,人手が減らされる傾向にある.
研究開発も同様である.できるだけ外注することで効率化を図るどころか,大手はベンチャーなどから見込みのある開発品を買い取り製品化することがほとんどといっても過言ではない.パイプライン(開発中医薬品候補)を見れば一目瞭然なので興味があれば各社HPを覗いてみてもよいだろう.
研究職は元々就職することがかなり狭き門であるにも拘らず,開発フェーズを進めるプロジェクトに巡り合うことは稀であり,上市品に関わること無く引退することはざらである.一発当てれば巨額の売り上げが得られる時代は終わりを迎えつつあり,こちらも各社スリムアップが進んでいる.
...まとめると,働けている間は結構ホワイトですが,リストラは頻繁です.うまく就職出来ても安心せず,転職を見据えてスキルアップしておくことは重要かもしれない.
結婚式の二次会を運営するってこんな感じでしたというお話ー準備編
一昔前までは結婚して一人前という風潮があったようだが,価値観の多様化や女性の社会進出の向上,ネガティブな面では経済状況の格差もあり生涯未婚率が年々上昇している.
そうはいっても,単純に結婚の価値が見るも無残に落ちぶれたとかそういうわけではなく,私の周辺でも一定の年齢を超えると愛する人と人生を供にする決断に至る知人が増えた.結婚式へ呼んでいただく機会も増え,そのたび口座から諭吉を数人召喚し戦闘力を高めてメデタイ席へ臨席するのである.
(自身の式も含め)ある程度結婚式から披露宴の流れはテンプレがあるので何回か出席すると新鮮さはどうしても薄れてしまうが,新郎新婦の幸せそうな顔が見れるのは悪い気分ではない.うまい酒と食事をつまみ皆で誰かを祝福するの機会というのは,普通の人生を送っている人なら結婚式くらいだろう.
披露宴も終わり,こちらも幸せムードほろ酔い状態で参加する二次会は気楽で良いものだ.偉い人も親族もいなくなり,基本的に友人や親しい関係者だけで新郎新婦と無礼講で楽しめる時間は良いものだよね.参加するだけならね.
二次会の企画を依頼されるということは新郎もしくは新婦がお願いする相手の事を信頼している証ともとれるので,とても光栄なことである.しかし,人生の一大イベントの運営を任される重責は相当なものである.
「おお~お前も結婚か~おめでとう!披露宴いつよ?」
「式にも出ていいの?もちろん当たり前だろ全力でお祝いしに行くに決まってんだろ!」
「二次会も行くよしゃあね~な~笑....え?企画?そうなの?式場の人のお手伝いじゃなくて..あ,俺達がねプログラムとかも考える訳ね..え?披露宴の余興もなの?それは..ちょっと欲張r....うん分かった.また連絡するわ.はい.」
新郎との電話はこんな感じだった.ここから同志(初心者)により二次会の企画と当日の運営に向けた戦いが始まるのである.これから書くことは何に苦労したかなどの反省などを重点的に描きたい.「企画 結婚式 二次会」とググればよくまとめられた情報が出てくるので,これから企画をする方はプロのマニュアルを参考にすることをお勧めする.
LINEでの作戦会議はホント意見がまとまらない
私たちの場合は主に大学の同級生で仲が良かった友人数人に会の設営をゆだねられた.
大学を卒業すると,それぞれが活躍する場は日本全国にまたがることは少なくない.我々も似たような状況で,会までに実際に集まれそうなのは2回程度であった.実際は半年位の猶予があったのだが,悲しいかな我々は鉄の意志など持たぬただのサラリーマンである.動かざること山の如しである.
会の3か月前になってくるとちょっとずつ焦りはじめ.結局お尻に火が付くのはひと月を割ってからであった.主となる連絡手段はLINEであったが,当初やる気のあるメンツがポツポツ to do 的なことをグループに伝えても,お尻が適温である間は誰もが華麗に既読スルーし,牽引していた者もやる気がそがれ,ただただ月日が経ってしまうのである.ようやくひと月前に行動が本格化し,LINEに意見が溢れるようになるとそれはそれでカオスであった.重要度の高いアクションを議論していても,誰かが脇道に話題をそらすと,それまで話していた内容へは二度と戻ってこれないのである.
それでも,何とか少しづつ前に進め,ビンゴの景品などは専門のサイトで購入し,会場の下見と店員さんとの打ち合わせも現地に近い者が実施した.ただしゲームの中身などはある意味ぼんやりと決めてしまっていて,再度全員で集まれる前日に決めようということになった.
会前日にあふれ出すオリジナリティへの熱意
我々も一応社会人である.土曜日に結婚式があれば,前日は金曜日で皆仕事がある.会場に近い者の家で最終準備を進めることにしたが,全員がそろったのは日付が変わり,もはや当日である.あとは必要な物品をドンキで購入することと工程の最終確認であったが,夜中のハイなテンションであのような場に行ってはいけないことを悟る.おもしろいパーティグッズが多すぎて,会へのアイデアがあふれ出し,今まで積み上げたものをぶっ壊したくなるのである,というか壊した.特にフルスロットルで破壊的イノベーションを提案してきたのは,今までLINEでも事前の全員集合時でも「俺何でもいいよ~と言っていた」やつである.一週間の疲れや睡眠不足も相まってかなり殺伐とした空気になったのは言うまでもない.無駄にアイテムを購入した後,我々は徹夜で準備を進めることになった.幸いにも結婚式開始は午後であったので,本当にぎりぎりまでプログラムを練り直し準備を進めた...
長くなったので次回は当日の運営について述べたい.まぁここまでで言いたいことは,結婚式って本当良いなぁってことです.
ストレス無く英語を勉強するコツ①ー TOEICなら,今更ですがニンテンドーDSの英語ソフトはいかがですか?
子供って本当に成長が早いなぁと2歳の我が子を見て思う。保育園の先生や親の言動をよく見ていて、遊びながら真似するウチに自分の言葉として完全にマスターしている。お気に入りの童謡などは完コピしていて、スゲーと思うのだ。
さて、今回のタイトルは英語とは書いたが、要は何か学ぶときは如何に楽しく飽きずに続けるられる、と言うことが大事だということが本記事の内容だ。2歳児の成長が早いのはやっぱり好奇心の赴くまま,毎日楽しんでいる事にあるなぁと思う。学生時代でも大人になっても、ずっと成長している人は何かに興味を持つ力がケタ違いな人が多い。一方で普通の人はそこまでモチベーションを以って勉強できる力を持つ人はそんなにいないだろう.何か必要に迫られ、勉強しなければならないのにやる気が起きず苦痛を強いられることが多いと思う。
今回は英語学習の中でもTOEICに焦点を当ててみた.もちろんTOEIC自体、真に英会話能力を問うものかと言うと議論の余地が多いにあると思う。それでも日本では就活や転職の際に英語レベルを提示するには未だにTOEICが求められるので高得点を取るに越したこと無いだろう。
私は大学四年次に初めてTOEICを受けた時は600点も無かったのだが、修士1年の間に900点を超えた。先に述べたように、私自身も興味が無いことにモチベーション高く,持続的に学べるタイプでは無い.しかし英会話を含めたスキルを習得するような学習は継続的に実施しなければ,自分の力にするのは難しく,メンテナンスも必要だ.そこで如何に自分の好奇心の力を使って学習を続けるか、と言うことを工夫した.私は大学生まで結構なゲーマーであったのでそこを利用することにしたのである.
私のゲーマーとしての心をくすぐったのがDSソフトである。まずは「英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け」だ. 結構流行ったのでご存知の方も多いかもしれないが,ニンテンドーDSと言う操作性とソフト自体のゲームとしての完成度が素晴らしい。レベルとしてTOEIC 400-600くらいをターゲットにしているようで,これから本格的に英会話のスキルを上げたいと考えている人にお勧めだ.
タッチペンを用いたdictation (耳で聞こえた英語を繰り返す練習)のトレーニングは秀逸である.ちゃんと聞き取れてくると音声を繰り返すことが少なくなり自分のレベルの向上をしっかり実感できる.
このソフトを完璧にできたら次は「英語が苦手な大人のDSトレーニング もっとえいご漬け」というソフトがあるのでこちらに進むのもありである.レベルとしてはそんなに大きく変わらない気がするので,練習量を増やしたい方はチャレンジしても良いかもしれない.この二つのソフトに関して内容を確認したい方はYoutubeで幾つか動画が挙がっているのでそれを参考にするのが良いだろう.
TOEIC 専門のトレーニングがしたい方はそれ専用のDSソフトがあり,そちらも個人的にはかなりおすすめであった.普通のTOIEC公式問題集は分厚くて扱いづらく音声の準備も必要なので始めるには気合がいるのだが,こちらはソフトを立ち上げるだけで開始できるし,パート毎にまとまっており,自分のペースで練習できるので,寝る前にゴロゴロしながらでもプレイできた.英語漬けに比べれば少し勉強感が出るが、自身のレベルがしっかり記録されハイスコアを狙いたいと言う気持ちをくすぐってくれる。私が使っていたのは旧TOEICに対応したものだったのが,新TOEIC形式のものもあるので,今ならそちらをプレイした方が良いかもしれない.
最近スマホでもいくつか英語学習用のアプリが出てきていて幾つか試してみるのだが,いまいち没入感というか,勉強している感を強く感じてしまったり,操作性がイケてなかったりしてお勧めできるものに巡り合えていない.ニンテンドーDSは相対的に古いハードだが,ぜひPlay動画などを確認いただいて,自分に合いそうなら是非やってみてほしい.
また良いものに巡り合えたら,改めて紹介していこうと思う.
私たちは如何に自分で考えて判断できていないか,という話
やや挑戦的なタイトルになってしまったが,特にIQとかEQなどのスケールで人間を分類して「奴はcoolだぜ!みんなであんな感じを目指そうぜ!」「クレイジーだぜこいつは!近寄っちゃだめだぜ」と論ずるわけではない.
人間の特性として,自分で考えているようで,意外にも自分たちは操られているのだなぁという話である.何回か記事と細かいテーマを分けますね.
人の行動を無意識に誘導するようになったITを通じたマーケティングの凄さ
マーケティングの最終目的とは,物が売れる仕組みを最適化することとされる.つまり,ドーンと叫びながら満面の笑みで訪れるセールスマンの営業活動が無くとも,消費者自ら自動的に購買してくれるような状態が理想である.
ITに明るい方はご存知だろうが,インターネットのサイトを閲覧していると企業が提供している広告を良く目にする.これは個人の検索履歴などの情報が収集されており,閲覧者が興味があるような広告を自動的に表示することで,効率的にクリックさせて広告主のサイトへ誘導するためである.
最近ではYoutubeやNetflixといった動画サービスも凄い.いくつか動画を閲覧していると,自動的に閲覧者の好みを推定し表示してくる.もちろん完全にオーダーメイドではなのだが,何も考えずにこれらをクリックしていくだけでも十分時間を使って楽しんだ気になってしまう.
インターネットが普及され始めた時は,「最近の若者は自分の頭で考えずすぐ検索しやがる」などと揶揄されたようだが,近年においては「自分でクエスチョンを思いつき検索する」工程すらもスキップされ始めた.スマホを触ってポンポンポンクリックするだけで前に進んでしまうのは確かにとても便利なのだが,最近数分前ですら自分がどんなサイトを閲覧して何を考えていたかを忘れていることに気づく.クリック自体は自分で実行しているので気づきにくいが,おおよそ目的を持たずスマホをいじっている時は完全に意識を支配されているのだなぁと思う.もしタブレットを娯楽で無制限に使用可能にするのなら,子供の考える力というのは確かに育たんだろうなぁとは何となく感じてしまう.もちろんITに触れること自体を否定するものではない.
余談だが,フランスでは小中学校のスマホの使用を禁止している.
スマホ中毒を予防する目的という事で,考える力云々に特化した問題ではないと思うが先進国にはこれくらい危機感を持っている国もあるということであろう(人気どりかパフォーマンスとかいう話は置いといて).
しかし今日は寒い.
コタツに埋没しスマホでNetflixでも見て過ごすのが至高だと思います.
在宅勤務の悪いところ
私は「在宅」で「勤務」しているのだが,子供からしてみれば,私が眺めているモニタはテレビやipadと変わらない.ママはお仕事から帰ってきて更にご飯まで作るというのに,パパはずっとお家にいてずっとカタカタ遊んでいる..我が子からのそんな誤解もあり,我が家の父親の尊厳は絶賛暴落中,レゴブロックよりも低いのである.
さて,前回は在宅勤務の良いところを書いてみた.良いところだけを見て,「よっしゃ世はテレワークやで~」と読者をジョブチェンジの道へ誘う可能性もなくは無いので,しっかり自分が感じたデメリットも幾つか挙げたいと思う.
①なんとなく疎外感を感じる.
自宅での気軽さはホント出勤時と比にならないのだが,一方で同僚とのコミュニケーションの取りやすさは見劣りはする.オフィスの様子も見えないので,自分の知らないところで別打ち合わせがあったりするのではないか,チームから外れてないかと少々疑心暗鬼にもなる.実際は誰かと連絡を取りたかったらチャット,電話などの手段があるのだが,それでもサッと席を立ちface to face でコミュニケーションが取れるというのは裏を返せば出勤する最大のメリットだろう.Web meetingもITが発展したおかげで随分使いやすいのだが,やはりオフィスで多数参加し,自分が外部といった場合は会話の流れに乗るのに結構集中せねばならず,またカットインして発言もしづらい.また,回線の接続状況が悪い時などは参加自体無駄になることもある.
余談だが,web meetingの様子をコミカルに描いた下の動画は非常におもしろいし,めっちゃ的を射てると思う(英語ですが言葉が分からなくても伝わると思います).
②仕事とプライベートの切り替えが難しい
在宅勤務をするという事は仕事道具が常に手元にある状態になる.メールチェックなど(会社支給のスマホがあればもっと悪い)PCがあることでとても簡単にできてしまうため,特に繁忙期などは気になって見てしまう人もいるのではないだろうか.もっと悪いとサービス残業の温床となる.この辺りが上手くできないのであれば,会社は仕事,家ではプライベートと切り替えるのもありだと思う.
③運動不足になる
通勤やオフィス内の移動は時間の無駄..と前回の記事では述べたが,デスクワークが主体の仕事内容ならこれらの行為による運動が意外にも歩数を稼いでいることがわかる.足取りの重い会議室への移動,唯一のお楽しみランチへの外出,印刷サイズの間違いによるコピー機とデスク間の往復..これらは全て在宅勤務ではなくなり,半径10mで全てが事足りてしまうのだ.この生活自体はフィジカルにはとてもいい影響は無さそうだ.在宅勤務をメインに日常業務をこなすなら,自発的に運動する習慣は取り入れた方がいいだろう.
前回今回の記事で述べたことは人によって感じ方が違うと思う.在宅勤務が良い悪いと単純に決めつけるのではなく,メリットデメリットのバランスをとることで勤務環境を最適化するのが良いだろう.
じゃ,そろそろ寝ます~さいなら.
在宅勤務の良いところ
ITの発展と昨今の働き方改革の流れもあり,所謂テレワークという形で在宅勤務が許される会社も増えている.もちろん職種によってもできるか,できないかは分かれるとは思うが,幸いにして自身の勤務先では実施可能という事なので利用している.
フリーランスの方からしたら,なんてことない日常の世界なのかもしれないが,オフィスで勤務するのが普通だった時に比べるとそれなりに環境が変わっておもしろい.
面白いというのはやはりメリット,デメリットあるなぁという感じで主に分類できるので,今回はまずメリットについて語ってみようかと思う.
① 朝の勤務前のだるさが無くなる
私は朝が弱く,休日の朝ですらフィジカルもメンタルも最底辺でスタートする.この世で信じられるのはスマホとお布団だけや..と目が覚めても30分はゴロゴロしてしまう.そこへ「これから出勤だ...」という事になると,更にもう30分必要になることも少なくはない.ところが在宅勤務を決めた日は,なぜか「このままお家でどこまでも自由だ!!(※実際は真面目に勤務している)」とちょっと気分が高揚し割と朝起きる事も苦でないように感じる.勤務先にいようが自宅にいようがやることは同じなのだが,なんとなく義務感から解放されるように感じるのだ.
②圧倒的に使える時間が増える
最大のメリットはやはりこれだろう.通勤はこんなに無駄どころかマイナスであることが思っていた以上に実感できる.東京に住んでいる方はdoor to doorで往復2時間かかることなんて普通だろう.在宅勤務で帰宅の時間がそのままプライベートの時間に変わり有効に使えるのは非常にうれしい.家庭がある方は,帰りの通勤がないことで家族と過ごす時間が増えるのではないだろうか.子供が子供である時間は時期は短いことを考えると,通勤で失っているものは単純な時間の長さだけではないだろう.
電車は混雑しており常に体力を消耗するし何かできる環境とは言い難い.いやいや電車の時間も使い方次第でっせ?という方もいるかもしれないが,同じ時間ヘルシーに快適に同じことをした方がはるかに効果的だろう.私も意識高く吊革につかまりながらKindleで読書なんてことをしたこともあるが,車酔いしやすいので もうマジ無理. 嘔吐しょ..(未遂) となってからは何かすることを諦めた.
その他昼に朝のコンビニで並ぶ,ランチに行く,職場内の移動など無駄な時間は多い.これらを節約するだけでも勤務時間の効率化へ与える影響は計り知れないと思う.
③働く環境が思いのままに変えられる
在宅勤務の条件は各社によって変わると思うが,室温,照明,ディスプレイの大きさ,リフレッシュメントの用意..などなど自分で環境をカスタマイズできると仕事の質が向上するのを感じる.オフィスは全体最適であることを目指して設計しているので必ずしも個々人にとってベストではないし,人が多いと雑音も多くて集中しづらいこともある.私は在宅勤務することになってまずデスク回りを一番自分が使いやすいようにセッティングした.デスク自体は昇降式で立って仕事もできるので腰痛の軽減もできるようにしてある.窓から差し込む陽射しも暖かい..油断しているとカーテンを開けたときに通行人と目が合いちょっと気まずいこともあります.
細かいところまで挙げればまだまだあるのだが,キリが無いのでこの辺りにしておく.
良いところだけではアレなので,次回はデメリットを書きたいと思う.
じゃ、そろそろ寝ます〜さいなら。
共働きで子育てしてても疲弊しない少しの工夫
東京に引っ越してきてまだ数年しか経っていないが、周りを見てみると、共働きの家庭は非常に多い。相対的に東京は平均年収はかなり高いのだが、生活費もそれなりにかかってくるの一馬力で稼いで1人は家庭に…というのは中々厳しいものがある。我々も夫婦+保育園児の家庭で例外ではない。
もちろん、どちらかが家庭に入ることを是とせず、バリバリ働きたい家庭もあるだろうし、共働きの理由はそれぞれなのだが、子育てをしながらの共働きは、自分が想定していた以上に大変だ。
単純に家事育児仕事の作業量と時間がヤベェことも一因である。しかし最大の問題は子供がらみに発生するイベントはいつも突然で、暴力的にこちらの計画を吹き飛ばしてくることだ。朝の忙しい時間でも子供はマイペースに遊ぶし言うことは中々聞いてくれない。夜も簡単にはねてくれないし、寝たと思ったら酷い夜泣きで起こされる。休日くらい朝は惰眠を貪りてぇと思っても容赦なく起こされる。
さぁ保育園に行ってくれて仕事に集中するぞ!と気合を入れた途端熱発で呼び出される。そのまま数日ダウンすると自動的に夫婦どちらかがネガティブ休暇、溜まる仕事、感染る風邪、寝込むことも許されない既に元気はつらつな子供の金切り声…
ウチの子供は2歳をちょっと過ぎたくらいなので手がかかる時期というのもあるかもしれないが、一人っ子でも困難なら2人とか3人とかいる家庭はどーなっとんねん!マジリスペクト。
と、グチグチ言っても大変さは変わらないし誰も助けてはくれない。結局子育ての問題は家庭内で解決するしかないので何とか工夫しながら乗り切っている。
この大変な作業をこなすためにキーとなるのは、夫婦の心身への負担を如何に減らすことができるか…という点だ。いくつか実践しているが効果的だったものを幾つか紹介したい。
お互いフリーの時間を作る
これ、メチャクチャ大事。子供ができると、平日は仕事で構ってあげられないから土日は家族で過ごして遊ばなきゃ…って家庭は結構多いようだ。
確かに子供の笑顔は癒しになるし、1週間丸々滅私奉公して全てはマイリトルエンジェルのため!とする志は儚くも美しいのかもしれないが、心身健康な状態を維持するのは難しい。ストレスが溜まると夫婦間でも些細な事が目につくようになり、相手の欠点が許せなくなってくる。
1人の時間を作るというのは何もアクティブになって登山をしたりサーフィンしたりサバゲーしたりという事ではない。何にも束縛されないマイペースでいられる時間を作るとという事だ。
子供の事だけでなく、仕事でもいくらでも邪魔が入る。気まぐれな上司の指示変更、緊急案件の対応、連続する会議、各駅停車のエレベーターなど、一日マイペースでいられる事なんてほとんどない。
カフェでぼーっとするだけでも良いのだ。
これを夫婦お互いの週末に数時間作るだけで、かなりリフレッシュできる。自分に戻れる時間てマジ貴重だし、自分に目を向ける余裕ができると誰かに優しする心が持てる。
そうは言っても家族で過ごす時間大事でしょ!というのなら土曜日は家族で全力であそぶ、日曜日の午前はパパフリー、午後はママフリーとメリハリをつければ良い。誰かがフリーの時は誰かが子供の相手をしていれば良いのだ。
家事が完璧でなくても文句は言わない。
うちは出来るだけ家事は分担している。
残念ながら、妻にかかる負担が多いのは事実であるが、夫婦で協同して家事を乗り切っている。
これも重要なのだが、相手の家事のクオリティやミスに文句を言わないことは結構大事。
先にも述べたが、共働きの夫婦は平日に心のゆとりを持つのは中々難しい。正した方がいいミスでもアドバイスを受ける側は文句を言われたと過剰に反応してしまい、悪循環に陥る事がある。やってくれた事には全て感謝、文句があるなら自分でしなさい、が我が家ルールである。
本当の改善点は休みとか心にゆとりがあるときに、夫婦でゆっくり時間をとって話し合えばいい。
夫婦だけの時間を大事にする
1人の時間大事と言いながら、何だかんだで家庭は夫婦で引っ張って行かなければならない。
夜も子供が寝たらお菓子でも食べながら過ごして話すのも良いし、テレビを見ながら一緒に笑うのもいい。
家事の分担などそれぞれの役割をキッチリこなすというのも大事だけど、お互いの気持ちや状況を理解すると不公平感も無くなるし、いっしょに前を向いて行こうという気持ちになる。
以上、当たり前かもしれないが、何とか大きな喧嘩もなく3人でそれなりにハッピーに過ごす上で大事にしている事である。もちろんこれ以外にも色々工夫していことはあるのだが、おいおい書いて行きたいと思う。
じゃ、そろそろ寝ます〜さいなら。
このブログについて
人生に少しの刺激と安寧を(https://www.allears110.site)(以下、「当サイト」とします。)へご訪問いただきありがとうございます。
Natsuki は製薬企業に勤務する会社員です。
ビジネス、生活、趣味など特にジャンルを絞らずゆるりと書いています。
記事には身バレ防止やおふざけで事実では無い描写が入っていることもありますし、全部創作記事である可能性もございます(すぐわかると思いますが)。お役立ち情報などは真面目に作成するつもりですが重々ご承知の上、閲覧のほどお願いします。
当サイトにおける免責事項は、下記の通りです。
コメントについて
次の各号に掲げる内容を含むコメントは、当サイト管理人の裁量によって承認せず、削除する事があります。
特定の自然人または法人を誹謗し、中傷するもの
極度にわいせつな内容を含むもの
禁制品の取引に関するものや、他者を害する行為の依頼など、法律によって禁止されている物品、行為の依頼や斡旋などに関するもの
その他、公序良俗に反し、または管理人によって承認すべきでないと認められるもの
当サイトの情報の正確性について
当サイトのコンテンツや情報において、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めています。しかし、誤情報が入り込んだり、情報が古くなったりすることもあります。必ずしも正確性を保証するものではありません。また合法性や安全性なども保証しません。
損害等の責任について
当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
また当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任も負いません。
当サイトの保守、火災、停電、その他の自然災害、ウィルスや第三者の妨害等行為による不可抗力によって、当サイトによるサービスが停止したことに起因して利用者に生じた損害についても、何ら責任を負うものではありません。
当サイトを利用する場合は、自己責任で行う必要があります。
当サイトで掲載している画像の著作権や肖像権等について
当サイトで掲載している画像の著作権や肖像権等は、各権利所有者に帰属します。万が一問題がある場合は、お問い合わせよりご連絡いただけますよう宜しくお願い致します。
無断転載の禁止について
当サイトに存在する、文章や画像、動画等の著作物の情報を無断転載することを禁止します。引用の範囲を超えるものについては、法的処置を行います。転載する際には、お問い合わせよりご連絡いただけますよう宜しくお願い致します。
2019年1月6日 策定